眼のお薬教室
第1回目薬の添加物
  目薬の添加物
 目薬といってもたくさんの種類がありまた使い方や保存の方法が様々あります。 今回は目薬の添加物による使い方の違いに関して、 まずは薬局での薬剤師(Y)と患者(K)さんとの会話(抜粋)をご覧ください。
薬剤師(Y)「Kさんお待たせしました、今日から新しい目薬が出ています。」
患者(K)「はい」
薬剤師(Y)「この目薬は白内障の目薬です。差し方は1日4回両目に朝、昼、夕、寝る前に、よく振ってから差してください。それとこちらの方は以前から使われている目の渇きの目薬です、今までどおりひんぱんに使ってください。」
患者(K)「今度のも開けたら10日しかもたないの」
薬剤師(Y)「今まで使われていた目薬には入っていませんでしたが、今日から始める目薬には防腐剤が入っているので、開けて使い始めたら1ヶ月は大丈夫です。」
「目薬の本数は・・・」(中略)
「お大事にしてください。」
今回Kさんは2種類の目薬を持って帰ることになりました、防腐剤入りの物とそうでない物の2種類です。では何故なのでしょうか 理由はもちろん罹っている病気が違う為なのですが、それともうひとつ目薬を差す回数が違うからなのです。
#では、少し詳しく まず始めに、すべての目薬は未開封の状態では無菌製剤であり、バイキンで汚染されていることはありません。ただ一旦開封して使いはじめると容器の先がまつげに触れたり指先に触れたりして中にバイキンが入ってしまうことがあります。このバイキンを殺菌して目薬を清潔な状態に保つ為に防腐剤が添加されています。(病院などで使われる目薬の多くは防腐剤添加の目薬です。)この為、今回Kさんに投薬された白内障の目薬は「開けて使い始めたら1ヶ月は大丈夫です。」と言えるわけです。 では「防腐剤が入っているほうが長持ちしていいじゃない」、と思われるかもしれません。 問題になるのは防腐剤に対するアレルギー(目の充血、目の周りのかぶれなど)や防腐剤による角膜障害が発生する可能性がある事です。これらは副作用のひとつであり目薬を差す回数や差す期間によって発生頻度が左右され易くなります。 そこで今回の場合、この様な副作用が発生するのを出来るだけ少なくするため、『ひんぱん』に使用しなければならない目薬は防腐剤無添加のもの、『1日4回』で使うものには添加されているもの(白内障の目薬には無添加のものは現在ありません)が処方されたという事なのです。 防腐剤無添加の目薬には今回のような『使用期限の短いもの』と別に『使い捨てのもの』があり、使い方に関しては医師や薬剤師の説明をよくお聞きになってください。
最後に、副作用は必ずしも出るものではありません。決められた用法用量を守り正しい使い方をしてください。薬を使用している間は医師の指示に従って定期的に受診をすることも副作用を未然に防ぐ大事なことです。
以上薬剤師Mから
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