眼の病気について
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眼の病気
白内障手術イメージ

白内障(詳しく)

水晶体

水晶体は、瞳孔の奥・虹彩の後ろに存在するレンズです。 目のレンズとしては、黒目の表面に存在する角膜とこの水晶体の2つがあります。この2つのレンズで目に入る光は網膜上に集められます。カメラのレンズとフィルムの関係と同じです。角膜は決まった度数のレンズで、水晶体は度が変わるレンズです。この水晶体の度が変わってくれるおかげで、人間は違った距離にあるものそれぞれにピントを合わせることができるのです。また、この能力が年をとるにつれて失われていくのがいわゆる老眼という状態で、これも白内障と同様人間みんなが逃れられないものです。 ちなみに、白内障手術の際に目の中に入れる眼内レンズには、度が変わる機能はありません。従って白内障手術を受けた方は、自動的に老眼の状態になるということになります。もちろんそれを克服するための研究は現在盛んになされていますが、残念ながらまだ決定的なものは現れていません。

眼内レンズ
人工水晶体のこと。昔イギリス空軍のパイロットが負傷した際、飛行機の風防ガラスに使われていたポリメチルメタクリレート(プラスチックのようなもの)の破片が目に刺さったが、目の中で悪い反応が起こらなかったことにヒントを得て、目の中に入れても大丈夫なものを見つけて白内障手術の際に用いられるようになりました。1949年11月29日、イギリスのハロルド・リドリー先生が世界初の眼内レンズ挿入術を施行し、当初は危険なことをするといわれ、大変な非難の的になりましたが、最終的にはその業績が認められ、サーの称号を授けられました。元々硬い材質のものを使っていましたが、現在では軟らかいアクリル樹脂やシリコーン製のものが使用できるようになり、目に入れる際に半分に折り曲げて、より小さなキズから目に入れることができるようになりました。 丸い光学部と2本の足からなり、光学部の直径は約6mm、足の部分も含めた全長が13mm前後です。水晶体の袋に入ったときに、この2本の足が袋を突っ張る形になり、固定されます。

白内障手術
昔は水晶体を包んでいる袋ごと摘出していましたが、その後この水晶体の袋を残す、つまり中身だけを摘出して、からっぽで残しておいた袋の中へ眼内レンズを入れて固定するようになりました。中身の取り出しかたも、昔は一かたまりで摘出していましたが、現在主に行われているのは目の中で細かくくだいて吸い出す方法です。中身はタンパク質で、くだくのには超音波のエネルギーを使用します。この方法が可能となって手術の際のキズの大きさが小さくなり、目に対してより優しい手術となりました。もっとも現在でも白内障があまりに進行してしまい、目の中で安全にくだくことができないほど硬くなってしまうと、キズを大きくひらいて、ひとかたまりで取り出す昔ながらの方法がより安全な場合があります。豆腐をくだくのは簡単ですが、石をくだくのは大変だというわけです。残念ながら白内障の進行を止めることはできませんので、時々は眼科を受診され、適切な手術の時期を逃さないようにされるのが賢明です。

麻酔
昔は下まぶたから曲がった針で眼球の裏側に麻酔薬を注射していました。この麻酔法は効果が強く、持続時間も長いものです。しかしその後白内障手術が洗練され、より短時間で終わるようになったため、今では点眼薬による麻酔と、細くて先のとがっていない管を使って眼球の周りに麻酔薬を注入する方法が主で、患者さんが麻酔されるときの恐怖感や不快感がほとんどなくなりました。もちろん効果も十分に得られるので、痛みを訴えられる方はほとんどいらっしゃいません。
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