眼の病気について
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眼の病気
黄斑円孔
まず黄斑部とは眼球の後壁の内層にある網膜(カメラでいえばフィルムに当たる)の中心部にあたります。中心視力に関して重要な部分です。(図1、図2)

黄斑円孔とは黄斑部の中心(中心窩という)の網膜に穴があいたものです。 その成因によって主に@特発性A近視性B外傷性C続発性に分類されます。 ここではその中で最も頻度の高い@と放置すれば失明するAについて述べます。
特発性黄斑円孔
60〜70歳台の女性に多く、両眼性は20〜30%程度です。成因は加齢によって変化した硝子体が眼球の接線方向に網膜を牽引することが成因として重要であると考えられています。(図3、図4)

症状 視力低下(0.1〜0.4程度であるが経過が長くなるにつれ徐々に低下し、0.1以下になるものが多い)、変視症そして病期が進むと円孔が拡大して中心暗点(見たい部分が見えない)を自覚するようになる。変視症とは図5のような格子を見た場合に歪み、くもり、切れ目などを自覚することを言います。後述する近視性のものと異なって、円孔の周囲に浅い網膜剥離が存在するものの、それ以上網膜剥離が進行することは稀です。 治療 中心暗点が生じても失明まで至ることはないため、以前には手術の対象にはなりませんでした。しかし最近は手術器械、技術の進歩により手術により好結果が得られるようになりました。手術適応は2期以降、すなわち全層の網膜欠損が発生した場合と言われています。3期よりも2期というように早期に手術を行ったほうが成功した場合は術後視力が良いことは言うまでもありません。手術は牽引している硝子体を除去し、その部にガスを注入します。そして術後1週間ぐらいは俯き位を長時間とらなければなりません。俯き位をとるのは水より軽いガスで眼底の黄斑部を押さえつけるようにするためです。この俯き位がとれないと手術の効果は得られません。
近視性黄斑円孔
眼球の後壁が図6のごとく陥没している後強膜ぶどう腫のある高度近視の人に黄斑円孔ができた場合は、網膜剥離が進行することが多く(図7)、その際は早急に手術をしないと失明してしまいます。 治療 もちろん手術です。初期には硝子体中にガスを注入し俯き位をとることだけで治ることもありますが、硝子体を切除した後、シリコンオイルを注入し内側から網膜をおさえつけて剥がれないようにすることもあります。また黄斑プロンベといって眼球の外側から黄斑をおさえつけるものを縫着することもあります。 以上黄斑円孔について簡単に述べましたが手術に関してはこういった手術を専門的に行っている術者に任せるべきです。私もこのような手術は行っていませんが、眼科医どうしの連携を密にとり専門家に紹介させて頂くことはできます。何かあればまずはかかりつけの眼科医に相談してみてください。                      

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